好調トーレスに高まる代表復帰を願う声 本人は「今の自分のままでいたい」と”旬な”後輩を推薦

EURO連覇に貢献した”神の子”

 記者からはさらに「シーズンで最もいい状態にありますよね?」と代表復帰を期待する質問を受けたが、それに対してトーレスは「サウールを呼んだほうがベター」と同僚MFの名前を挙げて反論した。U-21スペイン代表に名を連ねるサウール・ニゲスは、27日のUEFAチャンピオンズリーグ準決勝第1戦のバイエルン・ミュンヘン戦(1-0)で、卓越した個人技から決勝ゴールを奪い、チームのヒーローとなっていた。トーレスは32歳となった自身よりも、勢いのある若手を代表チームに選出すべきとの考えを明かした。

「エル・ニーニョ(神の子)」と称されるトーレスは、08年と12年のEURO連覇を経験。08年大会決勝のドイツ戦では値千金の決勝ゴールを決め、前回12年大会ではベンチスタートが多かったものの、3ゴールを決めて得点王に輝いた。32歳となった貴公子は、EURO3連覇を狙うチームの一員となるのだろうか。シーズン終盤に入ってからのキレのあるプレーを見る限りは、再び大舞台に立つ可能性も十分にありそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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