バルサ、移籍市場の「失敗ワースト5」を海外選出 不名誉な1位になったのは?
昨夏に“構想外”で放出したスアレスが5位、グリーズマン&デンベレもランクイン
スペインの名門バルセロナは、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの契約満了が近づいている。今夏の移籍市場では移籍金ゼロで退団する可能性もあるが、実際に移籍が決定すれば、クラブにとって大打撃となるだろう。そんな注目の移籍市場を数カ月後に控え、英スポーツメディア「Sportskeeda」は、バルサの移籍市場における「失敗ワースト5」を報じている。
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5位に選ばれたのは、今季開幕前にウルグアイ代表FWルイス・スアレスをリーガ・エスパニョーラの“ライバル”であるアトレティコ・マドリードに放出したことだ。昨夏就任したロナルド・クーマン監督は“構想外”としたスアレスだが、アトレティコでも高い得点力を維持しており、今季リーガで24試合18得点と好調。首位を快走するチームを牽引する活躍を見せている。
米スポーツ専門局「ESPN」によれば、スアレスは「最も腹が立ったのは、彼らが僕は年を取りすぎていて、これ以上高いレベルでプレーできないと言ってきたことだ。それだけは気に食わない」と発言しており、クラブ歴代3位の198得点を挙げた選手への扱い方も否定的に捉えられている。
4位に入ったのは、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョの獲得だ。2017年にパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍したブラジル代表FWネイマールの穴を埋める存在として目をつけたバルサは、リバプールに対して1億4200万ポンド(約215億円)を投じて18年1月にコウチーニョを獲得した。しかしチームにフィットせず、思うような結果を残せなかったため、19-20シーズンはバイエルン・ミュンヘンに期限付き移籍。今季バルサに復帰したコウチーニョについて、「彼は間違いなく素晴らしいMFだ。だが、クラブの問題を解決するのに十分な1億4200万ポンドという金額は、バルサに問題をもたらすだけとなった」と批判している。
ワースト3位にランクされたのは、19年夏の移籍市場でアトレティコから獲得したフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンと、17年夏の移籍市場でドルトムントから獲得したフランス代表FWウスマン・デンベレの2人の加入だ。グリーズマンは移籍金1億2000万ユーロ(約156億円)、デンベレは1億500万ユーロ(約136億円)で加入したが、現状ではこの金額に見合う活躍を示せていないことが、その理由となっている。