トゥヘル監督重用のチェルシーDF、契約延長に前向き 「どれだけこのクラブが好きか」

チェルシーのドイツ代表DFアントニオ・リュディガー【写真:Getty Images】
チェルシーのドイツ代表DFアントニオ・リュディガー【写真:Getty Images】

昨夏の移籍市場でPSGとトッテナムからのオファーを受けていたことを明かす

 チェルシーのドイツ代表DFアントニオ・リュディガーは今季序盤、フランク・ランパード監督の下で出場時間が限られていた。1月の移籍市場では退団も報じられてきたが、トーマス・トゥヘル監督が就任したことで出場機会を取り戻し、現在はクラブとの契約を延長する考えだという。英紙「インデペンデント」が報じている。

 トゥヘル監督就任後、プレミアリーグ10試合のうち9試合で先発出場しているリュディガーだが、シーズン序盤は出場機会に恵まれなかった。当時を振り返りつつも、2022年6月で満了を迎える契約を延長する考えがあるという。

「シーズン序盤、上手くいっていない時期でも、僕は常に落ち着いていたよ。今と同じようにね。自分自身で契約延長することはできない。だからこそ、僕は何が起こるかを待たなければいけない。何が起きても、チェルシーにいることを喜んでいる。つまり、チェルシーは僕にとって、いつでも最優先になるんだ。クラブも、僕がどれだけこのクラブが好きかを知っている。だからこそ、あとはこうした決断を下す人たち次第だ」

 2020年夏の移籍市場では、出場機会を得られていなかったリュディガーに対し、当時、トゥヘル監督が率いていたパリ・サンジェルマン(PSG)とトッテナムが獲得に乗り出していたことも明かしている。

「(移籍に)近づいていたんだ。二つのクラブからのオファーがあった。一つは僕が移籍を考えていたPSGだ。そしてもう一つは、モウリーニョ監督(が率いるトッテナム)からだった。だけど、最終的に移籍は実現しなかった。自分の状況が分かっていたから、腹は立ったよ。でも、ランパード前監督と話をしてから、僕は突如、チームに戻ることができ、ベンチに座ることができた」

 その後、彼が最後に指揮を執った試合でもピッチに立つことができた。そして今は、僕にとって良い方向に進んでいる。それはとても嬉しいよ。でも、正直に言うと、常にこのクラブに居心地の良さを感じていたんだ。とても良く扱ってくれた。このクラブの誰も、経営陣も、フランク・ランパード前監督も、このクラブを離れるべきとは言わなかった」

 チェルシーでは、リュディガーと同様に、トゥヘル監督の下で出場時間を増やしているデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンも2022年で契約満了を迎える。ドイツ代表FWティモ・ヴェルナー、ドイツ代表MFカイ・ハフェルツが加入する際にも、移籍を勧めるなどピッチ内外でチームに貢献しているリュディガーは、契約延長することになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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