森保監督、唯一A代表招集の“五輪世代”冨安に絶対的な信頼 「コアメンバーとして…」

A代表に選出されたボローニャDF冨安【写真:Getty Images】
A代表に選出されたボローニャDF冨安【写真:Getty Images】

日本代表は欧州組9人、国内組14人で韓国戦とモンゴル戦に臨む

 日本サッカー協会(JFA)は18日、国際親善試合・韓国戦(25日/日産スタジアム)とカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦(30日/フクダ電子アリーナ)に臨む日本代表メンバー23人を発表した。10年ぶりに行われる韓国との親善試合、新型コロナウイルスの影響を受けて延期となっていたW杯予選の“再開戦”を、MF南野拓実(サウサンプトン)やFW大迫勇也(ブレーメン)ら欧州組9人と国内組14人で臨む。MF堂安律(ビーレフェルト)やMF久保建英(ヘタフェ)、MF三笘薫(川崎フロンターレ)ら東京五輪組がA代表“選外”となったなか、DF冨安健洋(ボローニャ)は唯一選出された。

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 19日にU-24日本代表の発表を控えるなか、冨安はA代表に名を連ねた。東京五輪世代は26日と29日にU-24アルゼンチン代表と対戦予定。そのなかで森保一監督は冨安をA代表に招集した理由を説明した。

「彼はずっと(A代表の)コアメンバーとしてスタメンに出られるだけのプレーを見せてくれているし、所属チームでも同様。他の選手もA代表でスタメンあるいはサブメンバーとして入って戦力として考えられるが、『絶対的にスタメンでない』ということであればU-24日本代表が臨む世界的強豪のアルゼンチン戦に回ってもらい、そこで素晴らしい相手とプレーする時間が長い方が個の成長、五輪に向けての強化にもなると考えた」

 堂安や久保、Jリーグで圧倒的な存在感を示している三笘らは今回のA代表で選外。19年11月国際Aマッチウィーク中に行われたU-22コロンビア代表と対戦した親善試合では堂安、久保が参加できたが、冨安は負傷により招集外だった。冨安は東京五輪代表としてなかなか合宿に参加できない状況が続いているが、指揮官は「不安になると思っていない」と見解を述べた。

「A代表でも所属チームでの活動についても評価した上で、A代表に今回も来てもらっている。五輪チームでの活動をしないことが、コンビネーションの不安になると思っていない。もともと育成年代からプレーしてきている選手もたくさんいる。去年で言えば10月と11月、その前の活動でもU-24のアルゼンチン戦に回る選手ともたくさんプレーして意思疎通できている」

 日本代表の守備の要として成長著しい冨安。今回はA代表の“最年少”として最終ラインを支える。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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