クロップ監督、CL出場権の獲得は“お手上げ”? 独紙に激白「ほぼ不可能」「難しい」
「ビルト」のインタビューでリーグ戦での上位争いについて言及 「遠く離れている」
リバプールのユルゲン・クロップ監督は来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できるトップ4でのフィニッシュは「ほぼ不可能」だと明かした。一昨季にCL、昨季プレミアリーグを制した王者は過密日程の中で負傷者が続出したこともあって受難のシーズンを過ごしている。
2季ぶりのCL制覇やプレミアリーグ連覇も期待されたクロップ監督率いるリバプールだが、今季は昨季には見られなかった不振に見舞われている。昨年10月に守備の要であるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが膝の怪我で長期離脱を強いられると、その後もDF陣に負傷者が続出するアクシデントが発生。現在プレミアではクラブワースト記録となるホーム6連敗中と泥沼にハマっている。
リバプールは第29節まで消化し、勝点46で暫定6位に位置している。しかし、クロップ監督はライバルクラブが調子を上げていることもあり、CL出場権を獲得できるトップ4入りは限りなく不可能な状況だとドイツ紙「ビルト」のインタビューで語ったという。
「私は楽観主義でいたいが、リーグ戦でCL出場権を獲得するのはほぼ不可能だ。トッテナムではギャレス・ベイルが再びプレーするようになり、彼らも競争に参加している。それに加えて(マンチェスター・)シティやユナイテッドは遠く離れている。チェルシーも上昇気流に乗っている。リーグ戦でCL出場権を獲得するのは難しいことはわかっている」
現在プレミアリーグはマンチェスター・シティが勝点71で首位(30試合消化)を独走し、それを同57の2位マンチェスター・ユナイテッド(29試合)と同56の3位レスター・シティが追いかけている。以下、同51でチェルシー(29試合)、同48の5位ウェストハム(28試合)、同46の6位リバプール(29試合)と7位エバートン(28試合)、同45の8位トッテナム(28試合)と続く。上位争いはまだ混戦とはいえ、クロップ監督は4位浮上が厳しい状況と見ているようだ。
リバプールは今季のCLでベスト8に駒を進めており、優勝すればリーグ戦の順位にかかわらず来季の出場権を手にすることもできる。プレミア王者の意地を見せ、CL行きのチケットを確保することはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)