堂安律、リーグ週間「ベスト11」に選出 レバークーゼン戦で“チーム牽引”の活躍
攻撃面でインパクトを残し、レバンドフスキ、ミュラーらとともに名を連ねる
ビーレフェルトの日本代表MF堂安律は、現地時間14日に行われたブンデスリーガ第25節レバークーゼン戦(2-1)で今季4点目をマークした。この試合での活躍を受けて、ドイツメディアからは称賛の声が相次いでいる。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
レバークーゼン戦にトップ下で先発した堂安は前半17分、MFクリスティアン・ゲバウアーからのグラウンダーのクロスをスライディングしながら左足で押し込み先制点を奪取。チーム最多となる4本のシュートを放つなど攻撃を牽引し、後半12分にチームの2点目を決めたMF奥川雅也とともに8試合ぶりの勝利に大きく貢献した。
こうした活躍が評価され、ブンデスリーガの公式サイトはポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ、元ドイツ代表FWトーマス・ミュラーのバイエルン勢らとともに週間ベストイレブンの1人として堂安を選出。さらにドイツ誌「キッカー」も同試合に出場した両チームの選手たちの中で最高となる評価点2.0(1が最高点、6が最低点)を与えている。
また、ドイツ紙「ビルト」は、「リツ・ドウアンは、彼の母国ではポップスターのような圧倒的人気の存在だ。彼は現在4つのCMに出演していて、インスタグラムでのフォロワー数も物凄い数になっている。しかしドイツでもこのメイド・イン・ジャパンの小型スポーツカーは周囲の関心を引きつける存在となりつつある。レバークーゼン戦でもまた注目を集めた」と報じ、ドイツでの注目の高まりを伝えている。
こうなってくると俄然注目を集めるのが、堂安の去就。昨年夏にPSVアイントホーフェン(オランダ)からのレンタル移籍でビーレフェルトに加入した堂安の契約は、6月末で満了となるが、契約事項の中に買い取りオプションが含まれている。
一部報道では、PSVから堂安を完全移籍で獲得するためには推定500万ユーロ(約6億5000万円)の移籍金が必要になるとされており、資金力に乏しいビーレフェルトにとっては破格の金額だ。
しかし、同クラブのスポーツディレクターであるサミル・アラビ氏は、レバークーゼン戦後の取材で「ブンデスリーガへ残留したら、我々はリツを引き止めるためにできることをすべてやる」と明言。2部降格を免れれば、堂安の慰留へ全力を注ぐようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)