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セードルフ前監督が金銭問題でミランを提訴か 伊紙が報じる
クラブのイメージダウンの可能性も
昨季終了後にACミランの監督を解任されたクラレンス・セードルフ前監督が契約金などの未払いでミランを提訴する準備を進めていることが明らかになった。ミランが甚大なクラブのイメージ悪化の危機に直面している。
イタリア地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトによると、セードルフ氏と契約するティツィアーノ・テルウ弁護士が「我々は友好的な解決を求める。どちらの側にとっても満足いく決着となることを祈るが、前回のミーテーィングは成功したとは言えなかった。このままでは法廷に持ち込む可能性がある」と語っている。
セードルフ前監督は昨年1月までブラジル名門ボタフォゴでプレーしていたが、ミランのマッシリミアーノ・アッレグリ監督の更迭により、現役引退と監督就任のオファーを受けた。就任時に解任時などの様々なオプションを入れこんでいたが、ミラン側は支払いを拒んでいると見られている。
セードルフ監督は昨季、本田圭佑を4-2-3-1システムの右攻撃的MFのポジションで辛抱強く起用。メディアやサポーターからのバッシングに対しても擁護するなど懐の深さを見せたが、リーグ8位に終わり、欧州のカップ戦出場権を失ったことから、解任されていた。
現役試合に数々のタイトルをチームにもたらした偉大な貢献者に対して契約問題から法廷闘争に発展すれば、ミランのクラブイメージも大きなダメージを被ることになりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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