ミラン本田のプレミア行きに米メディアが厳しい分析「トットナムにとって失敗補強になる」
本田最大の弱点は“器用貧乏”と指摘
しかしここからは、本田に関してネガティブなデータを紹介している。今季「わずかリーグ戦1得点」と同時に、今季リーグ戦出場27試合で平均出場時間60分間という数値から、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の要求するハイレベルな運動量をフィットネスの部分で実現できるかという危惧を指摘している。
さらに、現在週給5万ポンド(800万円)という給与がトットナムの中で高給であること、30歳という年齢面がチームのコアメンバーでかなりベテランであることも、「現在のスカッドの特別な絆にどんな影響を及ぼすのか」と、適応への不安とチーム内の空気を悪化させる懸念を分析していた。
なによりも、最大の問題はプレーヤーとしての実力にあると厳しく分析している。いわば、“器用貧乏”であることが何よりの弱点であるとした。
「彼は魅力的なドリブラーでいいスピードを持つし、クリエイティブなパスも出す。足元の技術もある。しかしながら、抜群に優れているものは何もない。彼がスパーズに加わることになれば、選手の絶大な信頼を寄せるポチェッティーノの目にはエリック・ラメラ、クリスティアン・エリクセン、デレ・アリ、ナセル・シャドリ、ソン・フンミン、アレックスのみならず、プリチャードの控えとなるだろう」
特段ストロングポイントのないという本田は、中盤の実力者から新鋭、若手のみならず韓国代表FWソンの控えになるという屈辱的な分析をされている。本田は今季ミランでの前半戦で4-3-3システム導入以後に出場機会を失い、「パンキナーロ(ベンチ要員)」とイタリアメディアに命名されてしまった。ロンドンの強豪へ移籍した際には、またもパンキナーロの運命が待っているという。