名古屋DF吉田豊、開幕4連勝の堅守と“犠牲心”に自信 「やられる気がしない」

名古屋グランパスでプレーするDF吉田豊【写真:Getty Images】
名古屋グランパスでプレーするDF吉田豊【写真:Getty Images】

開幕戦で喫したオウンゴール以外は失点なし クラブ新記録の開幕5連勝を目指す

 名古屋グランパスは3月17日、J1リーグ第5節でクラブ新記録の開幕5連勝をかけて横浜FCと対戦する。4試合でオウンゴールによるわずか1失点のみと堅い守備を誇るなか、ベテランのDF吉田豊は「やられる気がしない」とチームの充実感を覗かせている。

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 マッシモ・フィッカデンティ監督が率いて3年目を迎える名古屋は、開幕節アビスパ福岡戦を2-1でモノにすると、繰り上げ開催の第11節ガンバ大阪戦中止後、3試合連続で1-0の接戦を制し、クラブ記録に並ぶ開幕4連勝を飾った。

 失点は福岡戦の後半37分に吉田の不運なオウンゴールで喫したのみ。MF稲垣祥の2試合連続ゴールもあり、“ウノ・ゼロ”でしっかりと勝利を掴んでいる。左サイドバックでフル出場を続ける吉田は、ここまでの出来に手ごたえを感じているという。

「試合を重ねるごとに、統一感というか自信が出てきています。やられる気がしないというか、やられちゃいけない。少しの隙も見せないというところはできているかなと。(スタメンの)11人、(試合登録メンバーの)18人みんなが犠牲心を持って、走って戦う姿勢が毎試合できている。それが攻守、そして試合の結果に出ているのが一番評価すべき点だと思います」

 守備が安定している分、現段階で鍵を握るのは攻撃だ。吉田は「90分間で勝つのが一番」としつつも、状況に応じて攻撃参加したいとイメージを口にする。

「僕の事故のようなループシュートが入ってしまうこともあるので、この過密日程の中ではなるべく複数得点を取れればそれに越したことはない。オーバーラップの回数を増やして、前の選手を助けられる厚みのある攻撃をすることで、得点チャンスは増えると思います。僕個人としては、取られても大丈夫という気持ちで強気な姿勢で仕掛けたいです。

 ただ、時間帯によっては最後の5分、10分、逃げ切るというか、無理に行って1点を取られるのはもったいないので、マル(丸山祐市)を筆頭にみんなで同じ方向性でできればいい。時間帯を考えることも大事だと思います」

 横浜FC戦では、攻守両面のパフォーマンスが快進撃継続へのポイントの一つになりそうだ。

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