冨安健洋vs吉田麻也の日本人対決 ボローニャに軍配も伊メディアの評価は?
冨安が復帰したボローニャが3-1でサンプドリアに勝利
セリエAでは現地時間14日のリーグ第27節で日本代表DF冨安健洋が所属するボローニャと、同DF吉田麻也が所属するサンプドリアが対戦。ともにスタメン出場した試合はボローニャが3-1で勝利したが、両者の評価はまずまずだった。
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試合は前半に2-1とリードする展開に持ち込み、後半にも追加点を奪ったボローニャが2点差をつけて勝利した。負傷で3試合を欠場後の復帰戦となった冨安は右サイドバックでスタメン出場し、試合終了間際に交代。吉田はフル出場だった。
どちらの選手も明確に得失点に絡んだわけではないが、イタリアメディアでは双方に“苦しんだ部分がある”という評価を下している。
冨安についてイタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、「6点」として、「上下動を繰り返し、犠牲的な精神を見せた」とした一方、サッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」では「5.5点」とされ、「3試合ぶりの復帰となったが、(MFミッケル・)ダムスゴーに狙われた時には苦しんだ。後半には(FWファビオ・)クアリアレッラのゴールになりそうなミスもあった」との分析を受けている。
また、吉田は「カルチョメルカート・コム」には「5.5点」とされ、「カバーリングは素晴らしいが、出入りの激しい試合ではより多くをチームに与える必要がある」と指摘。また、「トゥットメルカートウェブ・コム」でも「5.5点」で、「(FWムサ・)バロウと(FWロドリゴ・)パラシオがポジションを入れ替え、サイドも規則的に上下するボローニャの前に、必要な安定感を与えられなかった」との評価だった。
ともに“守備の国”とも呼ばれるイタリアで最終ラインの一員として対戦した日本人対決は、冨安のボローニャに軍配が上がった。個々の評価が上々というわけにはいかなかったが、チームの中では確かな存在感を示している。