苦杯をなめた強気なU-21日本代表の「10」番 FW中島翔哉が雪辱を果たすゴールで応える

1得点も悔しい敗戦

 U-21日本代表のFW中島翔哉(FC東京)は17日、アジア大会(韓国•仁川)のイラク戦で唯一のゴールを挙げた。だが、チームは1-3で大敗。同世代のイラク戦3連敗を悔しがった。
 前半36分に相手GKとの1対1のチャンスを迎えると、冷静にゴールを挙げた。だが、その試合後、常に強気を崩さない男は「悔しいです」と言い、珍しく弱気な言葉を並べた。
「勝つのは簡単じゃない。マンツーマンで相手がマークをつけてきたのは意外だった」
 1-1に同点に追いつく殊勲の一撃を決めたが、その後は決定機を外し続けた。今大会前、「自分が活躍して優勝しなければ面白くないし、それが自分のサッカーでもある」と言い放っていた。だが、この日は、チームを勝利に導くことができなかった。
「前回より細かくつなげた部分もある。チャンスはつくれると感じていたので、あきらめず落ち着いてやれば良いと思っていた」
 その思いは届かず、またしても苦杯をなめることとなった。手倉森誠監督には試合後、苦言を呈された。
「シュートをはずしたやつはしっかり覚えておけよ」
 指揮官からの厳しい言葉に、若き日本代表の「10」番を背負う中島は、21日の1次リーグ最終戦のネパール戦で雪辱を果たすゴールで応えるつもりだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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