横浜FM、ショートカウンターで新生・浦和を粉砕 快足FW前田が2ゴールをマーク
ロドリゲス新監督就任の浦和は相手のプレッシャーに耐えられずに3失点
横浜F・マリノスは14日、ホームでのリーグ第4節で浦和レッズ相手に3-0で勝利。鋭いショートカウンターの連続で、モデルチェンジした浦和レッズを粉砕した。
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ともに1勝1分1敗で迎えたゲームは、立ち上がりから横浜FMのプレスが機能した。今季からリカルド・ロドリゲス新監督が就任した浦和はポゼッションを重視するサッカーの舵を切ったが、バックラインでのパススピードの遅い回しに横浜FMの快足FW陣が襲い掛かったことで、余裕を失った浦和の後方の選手たちはミスを連発した。
前半3分に早くもそのショートカウンターからFW前田大然が先制点を奪うと、同26分には浦和MF伊藤敦樹がフリックしたところカットして敵陣で攻撃をスタート。FWマルコス・ジュニオールがFW仲川輝人に展開すると、その落としたボールを再び前田が蹴り込んだ。
ハーフタイムに浦和のロドリゲス監督は主将のMF阿部勇樹と伊藤敦樹のダブルボランチを両者とも交代させる苦しい采配になった。MF田中達也とMF金子大毅の投入で4-4-2にシフトしたものの、ゲーム展開を大きく変えるには至らなかった。
そのなかで横浜FWは後半10分、自陣でのフリーキックを素早く始めると右サイドのM・ジュニオールへ。そこから狙いすましたラストパスが届き、走り込んできたDF小池龍太が難なく蹴り込んで3-0とリードを広げた。
後半半ばには前線の選手たちを一気に入れ替える余裕も見せたアンジェ・ポステコグルー監督が率いる横浜FMは、ポゼッションとハイプレスを志向するチームとしては一日の長がある部分をハッキリと見せつける形で3-0の勝利。川崎フロンターレとの開幕戦こそ敗れたものの、2019年のリーグ王者は確かな実力を示す試合を展開した。
(FOOTBALL ZONE編集部)