不発の南野は「サイドで隔離された放浪者」 “影響力の低下”を英メディア指摘
サウサンプトンはブライトンに1-2で敗戦 先発の南野は見せ場なく後半20分に交代
サウサンプトンは現地時間14日、プレミアリーグ第28節でブライトンと対戦し、ホームで1-2と敗れた。日本代表MF南野拓実は先発を飾るも、見せ場のないまま後半20分にピッチを退いている。英メディアは、南野に対して低評価を下しており、「まるでサイドで隔離された放浪者だった」と指摘している。
サウサンプトンはリーグ11試合で1勝1分9敗と絶不調に苦しんでおり、順位も14位まで落としている。一方、ブライトンも直近のリーグ5試合で2分3敗と勝利から遠ざかっており、17位と降格圏が目前に。試合前の両者の勝ち点差は「7」となっていたなか、今後の残留争いを占う下位対決を迎えた。
試合は前半16分にCKから先制点を与えるも、同27分には相手守備陣のクリアミスを逃さず、FWチェ・アダムスが豪快なダイレクトボレーを叩き込んだ。しかし、後半11分に再び失点。同20分に南野を下げ、MFネイサン・レドモンドを投入するも、状況は打開できずに1-2で敗れた。
現地メディアはブライトン戦に出場した選手を10点満点で採点し、英メディア「90min」は南野に対し5点と評価。加入当初の勢いにやや陰りが見られるためか「影響力が衰えていた」と辛辣な意見を述べている。また、サウサンプトン専門メディア「SAINTS MARCHING」も5点と評価していた。
同メディアの記事では「いつものように、試合に入るのに時間を要した。1対1になりえたカウンターのチャンスを逃した。ハーフタイムに入る前に、彼は数本シュートを放ったが、本当の意味でGKへのテストは一度もなかった。チームに必要だったインパクトを残すことなく後半20分に交代。まるでサイドで隔離された放浪者だった」と、期待されたようなパフォーマンスではなかったと指摘した。
サウサンプトン加入後、早々に結果を残したものの、出番を得た直近3試合では無得点に終わった南野。下位に沈むチームで、さらなるアピールができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)