J2昇格、その先に美しさを 安間新体制の岐阜、ベテラン&若手が融合した陣容の可能性

FC岐阜の安間貴義監督【※画像はスクリーンショットです】
FC岐阜の安間貴義監督【※画像はスクリーンショットです】

安間監督が選手たちに明確な要求をし、目指すサッカーを具現化

 安間貴義監督を新たに迎えたFC岐阜は、14日にJ3開幕戦でヴァンラーレ八戸と対戦する。J2復帰に向けてベテランと若手が融合した、競争力あるチーム作りが進んでいる。

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 新戦力には元日本代表MF本田拓也、カターレ富山時代に安間監督の指導を受けたMF舩津徹也、柏レイソルでJ1リーグ優勝など国内3大タイトル獲得の経験を持つGK桐畑和繁ら実績のあるベテランが加入。球際で勝負を仕掛け、全体をコンパクトにしながら縦に速い攻撃をするサッカーの浸透を目指してきた。

 安間監督は現段階の仕上がりについて、「練習はしているけど、プレッシャーが来たところをパスでつないでかいくぐるだけの技術はまだない」と認めつつも、「選手たちはフェアにやってくれている」と語る。

「まず、自分たちのできることを全力でやってくれるので心強いです。そのなかで、タク(本田)、舩津、桐畑、(竹田)忠嗣のような経験ある選手が積極的に若手を導いていて、イージーミスをした時は『その一本で試合を潰してしまうぞ』という話もしてくれている。ベテランもポジションが約束されているわけではなくて、『このチームで試合に出てやろう』『昇格するためにこのチームで何ができるか』と考えているし、若手にも野心があります。非常にいい競争が生まれているので、もっと上積みできると思います」

 過去にヴァンフォーレ甲府(2008~09年)、富山(10~14年)で指揮を執ったほか、2017年にはFC東京で暫定監督も務めた安間監督は、育成に定評があり、在籍したチームにおいて選手からの信頼も厚かった。

 新シーズンからキャプテンに就任したDF甲斐健太郎は、「ダメなことはダメ、いいことはいい、俺はこうしたいと、何事もはっきり、分かりやすいワードで言ってくれる」と新指揮官の特徴を挙げる。また、1トップ候補である3年目のFW村田透馬も、「最初に『スピードがあってドリブルも上手い。それをどんどん見せてほしい』と言われました。ストライカーの役割を求められているので、意識しているのはゴール。監督はやってほしいことを明確に伝えてくれる分、結果で応えたいです」と抜擢に燃えている。

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