欧州メガクラブが熱視線 香川所属のドルトムントがタレント集団から一転、草刈り場に

恩師クロップからも誘い

 さらには、セルビア代表DFネベン・スボティッチにも移籍の可能性が高まっている。地元紙「レビア・シュポルト」によると、昨季までドルトムントを率いた恩師ユルゲン・クロップ氏の待つリバプールに移籍する可能性があるようだ。スボティッチは腕に生じた血栓症の影響で、今季限りでの復帰は絶望となっている。トーマス・トゥヘル監督はフンメルスと、ソクラテスのセンターバックコンビを重用していたが、先発で起用した際には堅実なプレーを披露。2008年にマインツを率いていた名将クロップ氏がドルトムント移籍時に連れて行ったストッパーはセンターバックの人材に難を抱えるリバプールにとってはうってつけの補強となるという。

 他にもドイツ代表FWマルコ・ロイス、ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンにはレアル・マドリードや、バルセロナ移籍のうわさがスペイン紙で常に取り沙汰されている。

 圧倒的な攻撃力を誇るドルトムントは、今季ブンデスリーガ2位に再び躍進。ドイツ杯も決勝戦に出場しているが、ライバルクラブにタレントを引き抜かれる危機に直面している。日本代表MF香川真司は、来季誰とコンビを組むことになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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