レバンドフスキの“爆撃機”超えにブンデス公式が期待 「9分で5点を決められるなら…」

バイエルンFWロベルト・レバンドフスキ【写真:AP】
バイエルンFWロベルト・レバンドフスキ【写真:AP】

元西ドイツ代表FWゲルト・ミュラーの持つシーズン40得点を超えられるか

 ドイツ王者バイエルンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキは、今季ブンデスリーガ第24節終了時点(23試合出場)で31得点を決めている。昨季記録したキャリアハイ(34得点)も目前に迫るだけでなく、“爆撃機”の愛称で知られるゲルト・ミュラー氏の持つブンデスリーガ記録更新も現実的となっている。

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「ロベルト・レバンドフスキはゲルト・ミュラーが持つブンデスリーガ記録、40得点を破ることができるのか?」

 このように特集したのがブンデスリーガ公式サイトだ。元西ドイツ代表のスターFWミュラー氏は、1971-72シーズンにブンデスリーガでシーズン40得点を決め、これが49年間続くリーグ記録として残っている。

 しかし、レバンドフスキはこの大記録を射程圏内に入れている。32歳のポーランド代表ストライカーは、現地時間6日に行われた第24節のドルトムントとのデア・クラシカー(4-2)でハットトリックを達成。直近4試合で7得点を決めるハイペースで、ゴール数を「31」に伸ばした。リーグ戦30得点は15-16シーズン(30得点)と昨季19-20シーズン(34得点)に続くキャリア3度目となった。

 これでミュラー氏の記録まであと9得点で、残り試合は10試合。1試合平均1.29得点という現在の驚異的なペースで得点を挙げ続けていれば記録を更新できるのはもちろんだが、1試合1得点のペースを下回っても十分に肩を並べるチャンスがあるのは、今のレバンドフスキにとっては余裕があるとすら感じさせる。

 レバンドフスキと言えば、2015-16シーズンに途中出場からわずか8分59秒で1試合5得点達というギネス記録を保持していることでも知られる。ブンデスリーガ公式サイトは、そんな“ゴールマシン”の新記録達成は現実的な目標だとして大きな期待を寄せている。

「ギネス記録の9分間で5得点を決められるなら、残りの900分で少なくとも9得点も決められるはずだ。残り100分で1得点。ミュラーに並ぶためには1試合に1得点も必要はないということだ。ミュラーに勝つためには残り90分で1得点だが、ミュラーを超えられる選手がいるとすれば、それはレバンゴールスキ(LewanGOALski=レバンドフスキとゴールをかけ合わせた造語)だろう…」

 六冠王者バイエルンを牽引する男は、50年間誰も到達できなかった大記録に手を届かせようとしている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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