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“造反のエース”がミラン加入1年持たずに移籍志願 獲得時の移籍金38億円で放出可能か
リーグ3位の15得点を決めるバッカ バイエルン行きの噂も浮上
ACミランのコロンビア代表FWカルロス・バッカが、今季限りで退団を希望していることが明らかになった。イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。
バッカは今季セビージャから3000万ユーロ(37億5000万円)の移籍金で加入した。今季リーグ3位タイの15得点を決めるなど、現在6位のミランのエースとして結果を出しているが、21日のカルピ戦(0-0)で途中交代を命じられたことで激怒。交代でピッチに入ったFWジェレミー・メネズと握手もせず、ベンチにいたGKクリスティアン・アッビアーティと口論を演じ、試合終了前にサン・シーロを去るという問題行動に出て、クリスティアン・ブロッキ監督から批判された。
その後、インスタグラムでサポーターや同僚に謝罪するに至っているが、「バッカとミランの”ビッグ・ラブ”は終わった。このFWは出て行きたい」と、記事では伝えられている。度重なる監督交代など凋落のミランとコロンビアのストライカーの蜜月は、1シーズンも続かなかったとされている。
「バッカは国外のチームに行く意思を伝えた。ミランは放出を受け入れるが、移籍金は3000万ユーロを要求する」と、記事ではバッカがクラブに移籍志願を済ませているとレポート。今季100億円規模の赤字を見込んでいるミランは、獲得時と同額の移籍金を要求する方針だという。
バッカに関しては、来季バイエルンを指揮する名将カルロ・アンチェロッティ氏が高く評価しているとレポートされており、ドイツ王者も移籍先候補に浮上している。ワールドクラスのスター不在のミランで唯一のビッグネームが、問題山積の”泥舟”ミランから旅立つ日が近づいているのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images