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無冠アーセナルにエース流出危機が浮上 バイエルンがサンチェス引き抜きを画策か
結果を残せず、魅力を失いつつある”ガナーズ”
アーセナルは今季の無冠が決定済みで、近年は2013-14、14-15シーズンのFAカップ連覇の他にはメジャータイトル獲得はなし。リーグ優勝に至っては、無敗優勝を成し遂げた03-04シーズンを最後に12年間も手が届いていない。英地元紙「サン」でも、クラブの近年の低迷ぶりが、交渉が進展しない理由になっていると指摘されている。
一方のバイエルンは直近の5シーズンで3度のリーグ優勝、DFBポカール2度、CL1度(準優勝1度、ベスト4が3度)、13年にはFIFAクラブワールドカップも制すなど、欧州屈指の競争力を持ったクラブ。CL出場権獲得が最大のノルマとなっているアーセナルに比べれば、タイトル獲得の可能性は高い。選手にとってもバイエルンからのオファーとなれば、首を横に振ることは難しいかもしれない。
昨夏の移籍マーケットで、アーセナルが獲得した新戦力はチェコ代表GKペトル・チェフのみだった。現有戦力で十分と踏んだアーセン・ベンゲル監督の英断だったが、蓋を開けてみれば躍進レスターだけでなく、宿敵トットナムの後塵を拝する結果となり、批判を集めている。若手発掘と育成で成果を挙げていたアーセナルだが、近年はオイルマネーを手にして大型補強を行うマンチェスター・シティなどに押されて、国内でも結果を残せず。栄光から遠ざかるアーセナルは、一流選手を惹きつけるだけの魅力が損なわれつつあるのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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