「なんで俺がCBなんだ」 今野泰幸、21年のプロ生活で成長の糧となった2つの“転機”
プロの厳しさを痛感した磐田への移籍…だからこそ感じる思い「恩を返していく」
それでも、今野の実力、実績があったから磐田への移籍が決定。気持ちも奮い立たされた。
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「俺らサッカー選手って大変な世界だけど、『ぜひうちに欲しい』というチームでやるのがベストだし、恩を返していくことで幸せを感じる。だからジュビロ移籍はポジティブだと思っている。でも俺はまだ何も返し切れていない。だからこそ昇格して、返したいなと思っている」
19年末には腰椎椎間板ヘルニア、嚢腫により大手術を受けた。昨季は長いリハビリ期間を終えて復帰を果たすも、5試合連続で先発出場した第28節東京ヴェルディ戦(0-0)で、試合中に相手と接触して右膝内側側副靭帯損傷の怪我を負った。再びリハビリを強いられたが、今はコンディションも上がっている。今年こそ恩返しを――。そんな熱い思いを胸に秘めている。
「もっともっと自分はできると思っている。体の調子さえ良ければやれる。今年は体の調子を整えてまた違う、去年よりパワーアップしたところを見せたい」
いくつもの壁を乗り越え、転機をプラスに変えてここまで歩んできた。何度立ち止まっても這い上がるのが今野泰幸。サッカーに情熱を抱く男の並々ならぬ覚悟は、必ず仲間にも、ファンにも、サポーターにも、周囲の人すべてに伝わることだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)
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