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クロップ監督がアーセナル撃破の勝因を分析 欠場の香川のコンディションも気遣う
香川には「余計な負荷をかけたくない」
その一方で、13日のフライブルク戦でゴールを決めた香川真司はベンチ入りメンバーには入ったが、出場機会がなかった。
クロップ監督は「土曜日には単に足がつっただけに思えたが、彼には余計な負荷をかけたくない」とまな弟子の状態を説明していた。
フライブルク戦で香川は後半19分に途中交代。マンチェスター・ユナイテッドでカップ戦要員とされ、出場機会も少なかった。本人もまだ本来の調子ではないと認めている。指揮官は試合前日練習でも1度もボールを触らせずに、慎重な回復を進めていた。
鋭いドリブルでの仕掛けや正確無比なラストパス、抜群の決定力を誇る香川はチームの重要なフィニッシャーだが、「プレッシングマシーン」と化すにはコンディションが上がり切っていない。アーセナル戦で2-0リードした瞬間、香川温存は確定したようなものだった。
香川を息子のように寵愛し、不遇だったマンUからの復帰交渉にも尽力したというクロップ監督は1次リーグ最大の強敵に完勝した裏で、本来のコンディションに戻している最中の香川に対して繊細なマネジメントも行っている。それは名将と呼ぶに相応しい器量に違いない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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