レーブ監督の後任候補を独メディアが予想 「サプライズ人事」に位置付けられたのは?

ドイツ代表監督の後任候補を独メディアが予想【写真:Getty Images & AP】
ドイツ代表監督の後任候補を独メディアが予想【写真:Getty Images & AP】

バイエルンのフリック監督、現在フリーのラングニック氏らが有力候補扱い

 ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督が今夏に開催予定の欧州選手権(EURO)終了後に代表監督の座を退くと9日に発表されて以降、後任人事をめぐって報道が加熱中だ。そのなかで、ドイツ放送局「SPORT1」は次期監督の候補者6人を挙げている。

 最右翼として挙げられているのが、現在ドイツ王者バイエルンで指揮を執っているハンジ・フリック監督だ。バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲ会長は、以前からフリック監督の代表監督就任を認めない意向をたびたびメディアの前で公言している。しかし、昨季すでにバイエルンでシーズン6冠を獲得してクラブレベルでは獲得し得るすべてのタイトルを手にしたこと、現在は休戦中とも言える状態だがフリック監督とバイエルンのハサン・サリハミジッチSD(スポーツディレクター)との関係がもともと良好ではないこと、かつて代表チームでアシスタントコーチを務めていたために現代表の戦い方や選手の特徴を熟知していることを理由としている。

 一方、“穴馬”的存在とされたのが、ラルフ・ラングニック氏だ。かつてホッフェンハイムやRBライプツィヒで指揮を執り、「ゲーゲン・プレッシングの第一人者」とドイツ国内では目されている。ドイツ代表のチームマネージャーであるオリバー・ビアホフ氏もすでにラングニック氏と面談を行ったと認めていることに加え、ボルシアMGとの接触も報じられるなど、現在フリーのラングニック氏自身も現場復帰に意欲的。ドイツサッカー連盟が白羽の矢を立てる「サプライズ人事」もあり得ると記事では予想している。

「SPORT1」によると、ドイツサッカー連盟は欧州選手権の開幕前にレーブ監督の後任発表を予定していて、それに合わせて後継者選びを進めているという。別の候補者が挙がる可能性も含めて、ドイツサッカー界では最大の話題となりそうだ。

「SPORT1」が取り上げた候補者は以下の通り。

1. ハンジ・フリック(バイエルン)
2. ユルゲン・クロップ(リバプール)
3. シュテファン・クンツ(U-21ドイツ代表)
4. ラルフ・ラングニック(フリー)
5. ユリアン・ナーゲルスマン(ライプツィヒ)
6. ローター・マテウス(フリー)

(FOOTBALL ZONE編集部)

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