キーワードは自己犠牲精神と臆さぬ闘志 アトレチコがレスター流で下剋上の二冠狙う

英紙にDFルイスが激白 レスターの躍進は「フットボール界で壮大な出来事」

 アトレチコ・マドリードのブラジル代表DFフェリペ・ルイスが、プレミアリーグで奇跡の初優勝に向かうレスター・シティ流に共鳴し、自らは初のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇とリーグ優勝に意欲を見せた。英紙「デイリー・ミラー」が伝えている。

 アトレチコはリーガでは残り3試合の時点で首位バルセロナと勝ち点差なしの2位、CLでも2013-14シーズン以来となる準決勝進出を果たしている。フランス代表MFアントワーヌ・グリーズマン、元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスら実力者を擁するとはいえ、バルセロナやレアル・マドリード、そして他国のメガクラブに比べると圧倒的な個人能力を持つスーパースターは存在しない。

「2チームと比べて、自分たちのチームは予算の差があるのは確か。でも、僕たちは最もチーム一丸となって戦っているんだ。確かにチームにはメガクラスのスターはいない。でも僕らは全員必死に走り、次のプレーをする味方のために闘うコレクティブな姿勢を持っているんだ」

 闘将ディエゴ・シメオネ監督が叩き込んだ厳格なディシプリンは、究極のレベルまで引き上げられ、CL準々決勝では「MSNトリオ」を擁する前年王者バルセロナを逆転で粉砕した。今季チェルシーから復帰したフェリペ・ルイスは、ビッグクラブにも臆さないスタイルを、レスターになぞってこう表現する。

「今シーズンのレスターで起こっていることを見ても分かるはずだ。彼らも非常に小さなチームなのに、プレミアリーグ優勝をほぼ手中にしている。これはサッカー界にとって壮大な出来事だよ」

 

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