「“永遠の宿敵”日本と…」 日韓戦の開催決定に韓国メディア反応「“札幌惨事”雪辱か」

3/25に日本代表と韓国代表の国際親善試合の開催が決定【写真:ⒸJFA & Getty Images】
3/25に日本代表と韓国代表の国際親善試合の開催が決定【写真:ⒸJFA & Getty Images】

国際親善試合としては10年ぶりの開催…2011年8月に日本が3-0と韓国に快勝

 日本サッカー協会は10日、韓国代表と今月25日に国際親善試合を行うことを発表した。日産スタジアムで10年ぶりの国際親善試合として開催されることが決まったことを受け、韓国メディアも「永遠の宿敵」との一戦と反応している。

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 今回の日韓戦開催に向けた動きは、韓国メディア側の報道で判明した。日本は当初、今月25日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のミャンマー戦を国内で実施する予定だったが、相手国側の要望により延期に。代替試合として日本側から韓国側に対し日韓戦の開催を提案したとされていたなか、日産スタジアムでナイトゲームとして開催されることが正式に決まった。両国の国際Aマッチでの対戦は2019年12月のE-1サッカー選手権(0-1)以来で、国際親善試合としての対決は2011年8月に札幌で行われた一戦(3-0)まで遡る。

 開催決定を受けて、韓国メディアも続々と報道している。韓国メディア「スポーツ韓国」が、「韓国代表チーム“永遠の宿敵”日本と3月25日に親善試合」と見出しを打てば、韓国紙「国民日報」は10年ぶりの国際親善試合となったことを受けて「“札幌惨事”雪辱か…」と注目。「屈辱的な0-3の敗北は、サッカーファンの間でいわゆる“札幌惨事”とも呼ばれる。なんと37年ぶりの3点差の敗北だった」と、MF香川真司の2ゴールとMF本田圭佑の得点により敗れた試合を引き合いに出している。

 もっとも今回はコロナ禍での開催となる。トッテナムFWソン・フンミンら欧州組の招集について、「国民日報」はコロナ禍の状況を受けて所属クラブ側が「招集を拒否する恐れもある」と報道。またKリーグクラブ所属選手については、「帰国直後の7日間、坡州(パジュ)国家代表トレーニングセンターで共同隔離し、残りの7日間は所属チームに復帰してリーグ戦出場が可能になるよう、政府と協議を終えた」という、韓国サッカー協会のチョン・ハンジン事務総長のコメントを紹介している。

 日韓両国ともベストメンバーを揃えることは困難な状況だが、大きな注目を集める一戦になるのは間違いないだろう。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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