C・ロナウドが「過ちを犯した」 CLポルト戦の”痛恨ミス”に海外注目「犯人だった」
延長後半10分に与えたFKの場面で3枚の壁に入るも、自身の股を通され失点
ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間9日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ポルトとの第2戦(延長2-3)でノーゴールに終わった。この試合でのパフォーマンスが酷評を受けたなか、海外メディアは相手フリーキック(FK)の場面で壁に入った際の痛恨ミスに注目している。
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CLで通算最多の135ゴールを誇るロナウドだが、この試合では見せ場がなかった。1点ビハインドで迎えた後半4分、後方からのボールを前線で受け、その落としからイタリア代表FWフェデリコ・キエーザの同点ゴールをアシスト。しかし、その後はゴールを脅かせなかった。
第1戦を1-2で落としていたユベントスは、キエーザの2点目で2-1として延長戦へ持ち込んだものの、延長後半10分に与えたFKをMFセルジオ・オリベイラに決められ痛恨の失点。その後、MFアドリエン・ラビオが1点を返したもののアウェーゴール差でベスト16での敗退となった。
イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、ロナウドを「今回のゲームでも彼は姿を消し、キエーザへの1回目のアシストの時だけちょっと顔を出した。少ない、あまりにも少ない」と評し、採点では「4点」と酷評。また英メディアでは、延長戦でのFKの場面で壁に入った際の痛恨ミスに注目している。
延長後半10分、ゴールまで20メートルほどの距離で与えたFKの場面で、ロナウドはペナルティーアーク付近に設置された3枚の壁の1人として入った。しかし、オリベイラが強烈なシュートを放った瞬間、思わずボールに対し背を向けてしまうと、シュートはロナウドの股を通過。虚を突かれる格好となったポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーは反応できず、勝負の行方を決定づける失点を回避できなかった。
このシーンに対し英メディア「GIVE ME SPORT」は、「ポルトに2点目をもたらしたクリスティアーノ・ロナウドのミス」と見出しを打ち、「ポーランドのゴールキーパーが大きなミスをしたかのように見えたが、リプレーを見た後、それは明らかだった。世界的なアイコンとして知られるロナウドは、ボールに彼の背中を向け、オリベイラのショットを彼の足を介した犯人だった」とし、壁としての役割を果たせなかったことを「大きな過ちを犯した」と指摘している。
また、スポーツチャンネル「TUDN」公式インスタグラムも、このシーンに注目。ロナウドがオリベイラの右足シュートに対し背を向けた瞬間の画像をアップし、「壁にいる人はボールを怖がってはいけない――クリスティアーノ…」と皮肉交じりに綴っている。
エースとしてチームの勝利に貢献できず、悪いところばかりがフォーカスされてしまったロナウド。活躍への期待が大きかった分、輝きを失ったパフォーマンスへの反動も大きかったようだ。