ミラン監督がフィオレンティーナ指揮官に弟子入り!? ソウザ氏登壇の講習会に出席し物議呼ぶ

ライバルチームの監督の指導者講習会を受けたブロッキ氏 直接相談も?

 ACミランのクリスティアン・ブロッキ監督は26日、フィレンツェで行われたフィオレンティーナのパウロ・ソウザ監督主催のコーチングセミナーに参加。ポルトガルの戦略家に弟子入りしたことが明らかになった。イタリア衛星放送「メディアセット・スポーツ」が報じている。

 イタリア代表が合宿を行うコベルチアーノで行われた指導者研修のホスト役は、ポルトガル人指揮官だった。今季途中まで下部組織の監督を務めていたブロッキ監督だが、シルビオ・ベルルスコーニ会長の独断専行でトップチームの監督に昇格。会長の偏愛する4-3-1-2システムを継続しているが、セリエB降格の決まったベローナを含む下位3チーム相手に1勝1分1敗という結果に終わっている。

 システムの機能不全が深刻で、メディア、サポーターから批判を集めていたが、そのなかで指揮官の指導者講習会への登場は物議を醸した。メディアが殺到したが、ノーコメントを貫いた指揮官は講習会場の裏手で、ソウザ監督に相談を持ちかけていたとレポートされている。

 現在ミランは勝ち点53で6位。7位のサッスオーロに勝ち点1差に迫られている。ミランと勝ち点6差で5位のフィオレンティーナを率いる敵将の教鞭を受けるブロッキ監督の姿は波紋を広げていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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