福岡「31選手の最新市場価格ランク」 新加入のカメルーン人FWが断トツの3億円超え
3月1日に深圳からの期限付き移籍での加入が発表されたジョン・マリに期待
2021年シーズンのJ1リーグが開幕した。今オフの移籍市場で各クラブが選手を入れ替えたことで、どれくらいの戦力を有し、20チームで争われる今季の勢力図がどのように変わったのかは多くのファンが気になるところだろう。それを見るうえで一つの目安となるのが、市場価格の合計額だ。
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ドイツの移籍情報専門サイト「transfermarkt」では、世界中のサッカー選手の市場価格を随時更新しているが、この市場価格は選手たちの“推定移籍金”に近い意味を持っている。この市場価格を比較・分析しながら、今季開幕時のJ1リーグ各クラブがどれだけの戦力を抱えているかを考察していこう(※登録選手リストはクラブ公式サイトを参照)。
■アビスパ福岡(昨季J2・2位/25勝9分8敗)
選手市場価格総額:18億8277.5万円
チーム内最高額選手:ジョン・マリ(3億8100万円)
今季J1昇格を果たしたアビスパ福岡は、目標の一つとしてリーグ戦10位を掲げ、それを達成するために積極的な補強を行った。
FWフアンマ・デルガド(1億160万円)の相棒として、昨季41試合11得点を挙げたFW遠野大弥は川崎フロンターレにレンタルバック。その穴を埋めるべく、大分トリニータからFW渡大生(1億160万円)、セレッソ大阪で2年間プレーしたブラジル人FWブルーノ・メンデス(9525万円)を補強。実績のあるストライカーを2人加え選手層に厚みをもたらしたが、さらにカメルーン人FWジョン・マリを中国の深圳からレンタル移籍で獲得している。
ジョン・マリは、これまでのキャリアで、タイ、セルビア、スロベニア、中国を渡り歩いたストライカーで、クラブ内では断トツの最高額となる3億8100万円の価格が付いている。現時点で来日時期は未定だが、2020年に深圳で17試合11得点を挙げるなど、これまでの所属クラブで高い得点力を示しており、Jリーグでの活躍にも期待がかかる。