浦和が公式戦4戦目で今季初勝利 PK2本で横浜FCに2-0、54歳カズはJ1最年長出場記録を更新
前半に杉本と阿部がPKを決めて逃げ切る
浦和レッズは10日、J1リーグ第3節で横浜FCに2-0で勝利し、今季から指揮を執るリカルド・ロドリゲス監督体制での公式戦初勝利を挙げた。
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浦和は6日の前節サガン鳥栖戦(0-2)からスタメンの入れ替えを1人にとどめ、昨季最終戦の負傷から手術も行ったエースFW興梠慎三が今季初めてベンチりした。一方の横浜FCはダブルボランチの一角で元日本代表MF中村俊輔がスタメン出場。また、カズこと元日本代表FW三浦知良が今季初の試合登録メンバーに入り、ベンチに控えた。
序盤から相手の出方を窺いスローテンポなゲームになったが、給水タイム明けに動く。前半33分、浦和は攻撃参加したDF宇賀神友弥がペナルティーエリアの境界線、際どいところで倒された。荒木友輔レフェリーは当初、エリア外だとしてフリーキックを指示したが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)との交信の末にオンフィールド・レビューを行い、PKに判定が修正された。
このPKをFW杉本健勇が蹴り込んで同37分に浦和が先制した。浦和はさらに同40分にはカウンターからルーキーのMF伊藤敦樹が追加点と思われたが、その前にMF小泉佳穂にオフサイドがあったとして、VARとの確認がありゴールは取り消しに。それでも前半終了間際に再びカウンターからMF汰木康也がドリブルで一気に突破すると、PKを獲得。今度は主将のMF阿部勇樹がキックを成功させ、2-0とリードしてハーフタイムを迎えた。
後半から横浜FCは中村に代えてMF手塚康平を投入し、前線に6枚が入り込む形にシフトチェンジ。しかし、なかなかゴール前をこじ開けることはできず、逆に浦和は奪ってから素早く攻めるカウンターで横浜FCにプレッシャーをかけ続けた。
浦和のロドリゲス監督は同20分に阿部を下げてMF金子大毅を投入。同32分には負傷明けのMF関根貴大と2年目で19歳のMF武田英寿を2枚替えで送り込み、残り10分で杉本に代えて興梠を投入する、リードを生かした采配を見せた。
横浜FCは後半アディショナルタイムにカズを投入。これで54歳12日での出場になりJ1最年長出場記録を更新した。試合はこのまま2-0で勝利した浦和は、ルヴァンカップも合わせて今季開幕から公式戦4試合目にして初勝利。指揮官にとってはホーム・埼玉スタジアムで嬉しい1勝になった。
(FOOTBALL ZONE編集部)