怪物ハーランド、ゴール直後の無礼な”挑発行為”が波紋 「GKに対して物議を醸した」
CLセビージャ戦で2ゴールの活躍も、PK得点後の非紳士的な振る舞いが物議に
ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、現地時間9日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグのセビージャ戦(2-2)で2得点を挙げ、チームのベスト8進出へ貢献した。そんななか、2点目のPKを決めた際、相手のモロッコ代表GKヤシン・ボノに対して行った挑発行為が波紋を呼んでいる。
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セビージャ戦で先発出場したハーランドは前半35分、敵陣左サイドを抜け出したドイツ代表MFマルコ・ロイスからの折り返しを左足で押し込み先制点を奪うと、後半9分にはPKで加点。CL通算14試合出場で20ゴールに到達し、データ分析会社「オプタ」によると、これまで同最速記録を保持していたトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン(24試合)より10試合少ない記録を打ち立てたという。
CLでも驚異の得点力を見せつけたハーランドだが、2点目のPKを決めた際、相手GKボノに対して行った挑発行為が波紋を呼んでいる。セビージャ側の反則により与えられたPKに対し、キッカーを務めたハーランドのシュートはストップされてしまったものの、GKがゴールラインから離れていたとして蹴り直しとなる。
迎えた2度目のPKをゴール右隅へきっちり決めてみせると、ハーランドはボノへ近づき何かを叫びながら挑発行為に及んでいた。セビージャの複数選手が憤慨していたこのシーンに対し、スペイン紙「マルカ」は「ハーランドがGKのボノに対して物議を醸し、無礼なセレブレーションを開催」と見出しを打ち、該当シーンの問題を指摘している。
また、英メディア「スポーツ・バイブル」では「彼はシュートストッパーに向かって『アンラッキー!』と叫んだ。セビージャの選手たちは憤慨して、ノルウェー人に向かって突進したが、彼は少しも動じていなかったように見えた」と報道。一部メディアによると、1度目のPKをストップされた際、GKボノにからかわれる伏線があったとも報じられているが、非紳士的行為が物議を醸したのは間違いないようだ。