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ミラン暗黒時代を象徴する“不名誉”か 17歳の「ブッフォン二世」が降格クラブ相手にセリエAセーブ新記録を樹立
完全劣勢のベローナ戦で、ドンナルンマがシュート10本をセーブ
日本代表FW本田圭佑が所属するACミランで、「最後の希望」とされている17歳の守護神ジャンルイジ・ドンナルンマが、チームの危機的状況を如実に表すようなセリエA新記録を樹立していたことが明らかになった。ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」が報じている。
その記録とは、1試合におけるセーブ数だ。25日のベローナ戦でミランは1-2と敗戦したが、ゴールになった2本のシュートを含めて12本のシュートが、ドンナルンマの守るゴールマウス枠内に到達していた。つまり、ドンナルンマは90分間のゲームで、10本のセービングを成功させたことになる。
この数字が、セリエAの1試合としては新記録になったと報じている。堅牢な守備の構築を文化とするイタリアサッカー界において、下位チームであっても2桁の枠内シュートを許すことは稀だ。しかも、試合後に他会場の結果により3節を残してセリエBへの降格が決まった最下位ベローナを相手に、かつての名門であるミランが許した新記録であることは、それ自体が異常事態だ。
実際にドンナルンマがいなければ、試合終了直前まで1-1の同点だった試合展開が訪れていたとは考えづらい。3点差、4点差がつく大敗になってもおかしくない試合をスコアシート上、接戦に持ち込んだのは、この若干17歳の守護神が見せたファインセーブの連発によるものだったと言って過言ではない。
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