リバプールOB、“3トップ解体”提言 「怪物&神童“ダブル”FW、英代表MF獲り」推奨
ハーランド、ファティ、グリーリッシュの獲得を元リバプールのコリモア氏が提言
プレミアリーグ昨季王者のリバプールは7日のフルハム戦(0-1)で敗れ、クラブ史上初のホーム6連敗と泥沼に陥っている。クラブOBの解説者、スタン・コリモア氏はクラブ再建に向けてエジプト代表FWモハメド・サラー、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、セネガル代表FWサディオ・マネで形成されるフロント3を解体し、大型補強による改革を提案している。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールは18-19シーズンにUEFAチャンピオンズリーグを制し、昨季19-20シーズンには30年ぶりとなる悲願のリーグ制覇を成し遂げた。
しかし、ディフェンディングチャンピオンとして迎えた今季は負傷者が続出したこともあり、年明け以降に失速。現在、クラブ史上初のホーム6連敗中で、28節を終えた時点で首位マンチェスター・シティと22ポイント差の8位に甘んじている。連覇の可能性は低く、トップ4入りが現実的な目標と言えるだろう。
1995年から97年までリバプールでプレーした解説者のコリモア氏は、クロップ体制下で不動となっているサラー、フィルミーノ、マネの3トップを丸々解体して、新戦力を迎えるという大胆な改革案を提言している。
同氏は「(元マンチェスター・ユナイテッドの)サー・アレックス・ファーガソンは最高の選手でさえも売却が必要な時期を熟知していた」とし、3人を売却すれば2億ポンド(約300億円)を捻出できると主張している。さらにベルギー代表FWディヴォク・オリギ、スイス代表FWジェルダン・シャキリも放出候補とした。
そして「それだけのお金があれば、私ならアーリング・ブラウト・ハーランドを先発起用して、ジャック・グリーリッシュを左サイドに、アンス・ファティを右サイドに起用することになるだろう」と主張。ドルトムントのノルウェー代表“怪物”FWハーランド、アストン・ビラを牽引するイングランド代表MFグリーリッシュ、バルサ生え抜きの“神童”FWファティと、旬な3選手を新たなレギュラーとして推薦している。
中でもレアル・マドリードのトップターゲットと言われるハーランドについては、「もしリバプールが今後3シーズンのうち2シーズン、あるいは5シーズンのうち2シーズンでタイトルを争うことを真剣に考えているのであれば、ハーランドを獲得する必要があるだろう」と、最重要ターゲットに指名した。
また、コリモア氏はオリギに代わる存在として、オランダ1部AZのオランダ代表FWマイロン・ボアドゥの名前も挙げている。ここに、現チームでジョーカー的存在となっているポルトガル代表FWディオゴ・ジョタを含めた生まれ変わりに期待しているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)