ミラン番記者が「ベルルスコーニ体制30年で最悪」と酷評 トップ下一番手には本田を推す

絶望的な内容だったベローナ戦 ブロッキ監督の能力は「前任者より下」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、25日の敵地ベローナ戦で3試合ぶりのスタメン出場を果たした。クリスティアン・ブロッキ監督が就任して以来、初めてピッチに立つチャンスを得たものの、最下位のチームを相手に1-2と逆転負け。ミランを長年見つめ続けるイタリア人番記者は、シルビオ・ベルルスコーニ会長就任後の30年間で「最悪の試合」と酷評している。

 元イタリア首相の名物オーナーであるベルルスコーニ会長は、シニシャ・ミハイロビッチ前監督を解任し、ブロッキ新体制を誕生させたが、ミランは復活の気配をまるで見せていない。

「ミランは今季最悪の試合だった。指導者として能力的に不十分だったミハイロビッチ監督よりも、今のブロッキ監督はさらに下を行っている。(ベローナ戦では)ドンナルンマが唯一優秀なプレーを見せ、チームを8回も救った。ミランは運動量もなかった。精神的にも、アスリートとしても見ていられない状況だ。パスを3回もつなげられず、適切な縦パスも入らない。全く勢いがなかった」

 地元テレビ局「7ゴールドTV」のパウロ・ヴィンチ記者は、ベローナ戦のチームを断罪した。17歳の守護神ジャンルイジ・ドンナルンマがいなければ、この試合後にセリエB降格の決まったベローナを相手に大量失点を喫していたと指摘している。そしてブロッキ監督の指揮官としての能力は、ミハイロビッチ前監督以下であるとバッサリ斬り捨てている。

 

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