全日本選手権“初V”のトルエーラ柏、F1ライセンス不交付が決定 競技基準満たせず
具体的なライセンス基準は公にならず、不足箇所の詳細は不透明
9日に発表されたプレスリリースでは「Fリーグが定めるF1ライセンスの競技基準を満たしていない事からF2ライセンスを交付することが決定しました」と発表されている。だが、具体的なライセンス基準は公になっていないため、どの程度の不足があったのかなどの詳細は明らかになっていない。なお、リーグは同じリリースで、「他のチームの2021年度交付ライセンスについては、改めてお知らせいたします」と記している。
今週末に予定されているFリーグのディビジョン1・2入れ替え戦は、参加するF2チームにF1クラブライセンスが付与されていない場合でも実施されることとなっているため、柏はF1で最下位となったボアルース長野と13日、14日に2連戦を行うこととなる。
Fリーグは創設された2007年から、名古屋オーシャンズの1強状態が続き、ほぼ毎シーズン、優勝争いが話題にならない状況になっている。今回、F2クラブながらF1勢を破って全日本選手権で日本一になった柏には、その状況を変えるクラブであるという大きな期待が寄せられていた。しかし、F1のライセンス基準を満たせていなかったことにより、入れ替え戦を前に柏が来季もF2で戦うことが確定してしまった。
(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)
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