リバプールは「完全なる崩壊」 ユナイテッドOB、プレミア王者の“危機的状況”を指摘
元ユナイテッドのネビル氏がリバプールの現状に言及「全てにおいて、ひどい」
リバプールはプレミアリーグ第27節でフルハムと対戦し0-1で敗れた。これで8位に転落した上に屈辱のホーム6連敗。かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏は、これはスランプではなく「崩壊」だと述べている。英紙「デイリー・メール」が伝えた。
リバプールは今季、一時首位に立っていたものの、今年に入ってから失速。前節チェルシー戦では0-1で敗れ、要塞として知られた本拠地アンフィールドでクラブ史上初となる5連敗を喫した。さらにフルハム戦では、前半45分にMFマリオ・レミナに決められ、残留争いの渦中にいる相手にも屈した。プレミアリーグで初のホーム6連敗となり、トップ4フィニッシュでさえ危うくなってしまった。
不振に陥るリバプールの現状について、ネビル氏は自身のポッドキャスト番組で、「リバプールはこれまで本当に素晴らしく、信じられないほどの高みに到達してきた。だから私は数週間前に、3年が経って少し低迷しても許容範囲内だし、温かい目で見守りたいと言ったんだ。私がユナイテッドにいた時も、4年目というのはスランプがあった」と述べた上で、「これはスランプではない。ユナイテッドにいた頃、少し不振となっても2位か3位でフィニッシュできた。これは完全なる崩壊。今の彼ら(リバプール)は全てにおいて、ひどい」と、厳しい言葉を投げかけた。
一方で、2018-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝と昨季のプレミア制覇など、ここ2年間の成功は「素晴らしいプロフェッショナルと選手が必要」ともコメント。シーズン終了までに回復する可能性は難しいとしつつも、クロップ監督がいずれは状況を好転させることができると擁護していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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