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ウエルバ田中陽子、2アシストの大活躍でチームに貢献 「今は自分のプレーができる」
テネリフェ戦で全2ゴールに絡んで3試合ぶりの勝利に貢献
スペイン女子1部スポルティング・ウエルバは現地時間7日、ホームでのリーグ第21節でグラナディージャ・テネリフェを2-1と破り、3試合ぶりの勝利を挙げた。移籍2年目のMF田中陽子は2アシストと全得点に絡む活躍を見せ、試合後に「今は自分のプレーができる」と成長に手応えを覗かせている。チーム公式YouTubeチャンネルがインタビュー模様を伝えた。
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3試合連続のスタメン起用となった田中は、左サイドで攻撃を牽引。後半4分、敵陣ペナルティーエリア手前右で相手を背負いながら競り合いを制してヘディングで横に流すと、FWファトゥマタ・カンテが冷静にグラウンダーのシュートを流し込み、ウエルバが先制する。
さらに後半39分、センターサークル付近でボールを受けた田中がドリブルで持ち上がり、相手を引き付けて右サイドへ展開。FWダニエル・エレーナがペナルティーエリア内右からループ気味の鮮やかなシュートを決め、リードを2点と広げた。
後半アディショナルタイム1分に1点を返され、さらにタイムアップまで9分を残す苦しい展開だったが、ウエルバはなんとか耐えしのいで2-1で3試合ぶりの勝利。勝ち点20とし、暫定13位に浮上している。
田中は移籍後初めて、試合後のチームインタビューに登場。スペイン語で「(前節の)デポルティーボ戦では自分たちにたくさんのチャンスがあったけど、点を入れられなかった。だからこの試合で大事なのはゴールだった。今日チームメートが2点取って勝てたから、とても嬉しい」と語り、勝利を喜んだ。
試合前には、チームが選手に友人や家族からのビデオメッセージを見せたようで、田中は「とても感動的で泣いていた。すごくエネルギーとモチベーションになった。だから今日勝てた」と言及。そして、「ウエルバの選手として自身の最高の瞬間は?」との質問にも答えている。
「日本とスペインのサッカーには大きな違いがある。だから慣れるのは大変。だけど今は少しずつ成長していて、だからこそ今は自分のプレーができる。前よりチームの助けになれると思う」
田中はチーム、そして自分の充実ぶりを試合ごとに感じているようだ。