イブラヒモビッチも人の子? アヤックス時代の“重圧”に言及「ファン・バステンと…」
19歳でエースナンバーの「9番」を与えられるも、“大きすぎる称号”に苦戦
ACミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、イタリア国営放送「RAI」の番組「ケ・テンポ・ファ」に出演。キャリアを切り開いたオランダの名門アヤックス加入当時を振り返り、世界的に名を馳せたストライカーと比較された厳しさを口にした。
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イブラヒモビッチは1999年にスウェーデンの故郷マルメでプロデビューし、ビッグクラブも争奪戦を繰り広げたなかで2001年にアヤックスへ移籍した。当時19歳のイブラヒモビッチに、クラブは「9番」を提示。世界的なストライカーとして名を馳せた元オランダ代表FWマルコ・ファン・バステン氏もつけたエースナンバーだった。
それについてイブラヒモビッチは、「アヤックスとサインした時に、彼らはファン・バステンと比較する目で見た。スタートの何試合かは良い感じでできたけれども、その後についてはファン・バステンのレベルには及ばなかった。あまりにも強烈なプレッシャーを掛けられた」と振り返っている。
今でこそ唯我独尊のカリスマストライカーとしてその名を轟かせるが、20歳を迎えるかどうかの若手ストライカーには重い称号だったようだ。
結果的に、イブラヒモビッチは2010年夏から2シーズンの間ACミランでプレーし、初年度はリーグ優勝、2年目は得点王も獲得した。ファン・バステン氏もミランで同胞のMFルート・フリット氏、MFフランク・ライカールト氏と「オランダ・トリオ」と呼ばれながらいくつもタイトルを獲得しただけに、その後をたどるようなキャリアを歩むことになった。
その後、イブラヒモビッチは他国のクラブに所属した経歴を経て、昨年1月から再びミランでプレーしている。今や誰かと比較されることのない唯一無二の存在となったが、キャリア初期では大きなプレッシャーに悩んでいたようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)