終盤にレアル攻勢もマンC守護神が好セーブ連発! CL4強第1戦は均衡破れずスコアレスドロー

レアルはアウェーゴールを奪えず

 攻撃のキーマンがピッチから去った後半開始早々、シティがMFフェルナンジーニョを起点としたショートカウンターを仕掛ける。これをFWセルヒオ・アグエロがフィニッシュまで持ち込んだが大きく枠外へと逸れた。レアルは後半8分に右CKからDFセルヒオ・ラモスがフリーとなってヘディングで合わせたが、これはGKハートの真正面をついた。

 膠着した展開が続くなかで初めての決定機は同25分、レアルに訪れた。ロナウドの代役MFルーカス・バスケスからボールを受けたDFダニエル・カルバハルのクロスを、FWヘセ・ロドリゲスが頭で合わせる。柔らかな弧を描いたシュートはハートの手を越えたがクロスバーを直撃した。

 レアルは時計の針が進むにつれ、アウェーゴールを奪うため攻撃の圧力を高めた。同34分、左CKからMFカゼミーロが渾身のヘディングシュートを放つ。これは枠をとらえた一撃となったがGKハートが間一髪左足で弾く。その2分後には再び右CKをベイルが頭ですらすとDFペペがゴール至近距離から右足を振りぬくが、またしてもシティの守護神が身を挺したビッグセーブで立ちはだかった。

 試合終了間際にシティはデ・ブライネが自らの突破で得た右サイドからの直接FKを狙ったが、GKケイラー・ナバスが冷静に右手で弾き出し、直後のCKが不発に終わるとタイムアップの笛が鳴り響いた。この日は両チームとも守備への集中力を最後まで切らさなかったが、レアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウで行われる5月4日の第2戦で、大きく試合が動くことになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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