「動き出しが天才」 大久保嘉人、ゴール前の“職人級”な駆け引きにファン驚嘆
FC東京戦で奪った先制ゴール前の動き出しにJ公式SNSが注目
セレッソ大阪の元日本代表FW大久保嘉人は、6日のJ1リーグ第2節のFC東京戦(2-3)にスタメン出場し、開幕3戦連発となる先制ゴールを決めた。Jリーグ公式ツイッターは、このゴールが生まれる前の”駆け引きに”注目。38歳のベテランFWが見せた絶妙な動きに、ファンからは驚嘆の声が寄せられている。
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今季、J2東京ヴェルディから古巣のC大阪へ完全移籍した大久保は、2月27日の柏レイソルとの開幕戦(2-0)でいきなり復帰後初ゴールをマーク。3日に行われた“古巣”川崎フロンターレ(2-3)との一戦でも2ゴールを叩き込み、開幕2試合連続ゴールを奪う活躍を見せた。
その勢いは、FC東京戦でも続いた。前半14分、敵陣右サイドで味方同士のパスがズレたが、MF坂元達裕が拾ってルックアップ。その瞬間に大久保が相手最終ラインの裏へ走り出すと、坂元が左足で供給した浮き球のボールに頭から飛び込み、軌道をわずかに変えてゴールネットを揺らした。
大久保のダイビングヘッド弾に対しては「すごすぎる」「まじでバケモンだろ」などの声が上がっていたが、得点を奪う前の動きでも、違いを見せていた。Jリーグ公式ツイッターは「なぜ、この位置でフリーになれる!? 『動き直し』の質が高すぎる」と綴り、該当シーンの動画をアップ。スロー映像とともに、相手DFとの駆け引きに注目している。
得点前、相手DFの視界から消えるような動きを見せていた大久保は、坂元がルックアップした瞬間、DFの前へ潜り込むように侵入。浮き球のボールが共有されたのに合わせて最終ラインを突破し、身を投げ出しながらボールを頭で合わせてゴールを決めた。
ベテランの技が光ったこの駆け引きに対し、ファンからは「点の取り方を良く知っている ほんとに上手い!」「これは反応できない」「上手すぎ」「即興じゃこんなのできん」「得点センスが凄い」「教材みたいなプレー」「熟練の味が出てる」「動き出しが天才」「全育成年代の選手がみるべき」「ビジャみたいな動き直しだな」「誰にでもできることじゃない」「大人な男の点の取り方」など、賛辞が続々と寄せられていた。
開幕前は38歳でのJ1挑戦を不安視する声も少なからずあったが、DFを惑わず絶妙な動き出しを武器に、今後もゴールを重ねそうな気配を漂わせている。