「新しい自分が見えそう」 田中陽子、スペイン挑戦2年目の成長を見据えた“実験”

なでしこジャパンへの復帰待望論に本人が見解【※画像はスクリーンショットです】
なでしこジャパンへの復帰待望論に本人が見解【※画像はスクリーンショットです】

復帰待望論が根強いなでしこジャパンは「良いプレーをしていたら自然と選ばれるもの」

 田中に関しては、2013年を最後に遠ざかっているなでしこジャパン(日本女子代表)への復帰待望論も根強い。ファンの熱い思いを受け止めつつも、クラブで自分のプレーをするだけだと思いをにじませる。

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「もちろん代表には入りたいし、声をかけてくださる方もたくさんいるのですごく嬉しいです。でも、代表は良いプレーをしていたら、自然と選ばれるものだと思っています。私の中では“生きる指針”みたいなものがあって、物事の本質だけを見るようにしています。クラブシーンでトップを目指すなかで、自分の実力を磨いて、選ばれた時にいつでも活躍できるような準備をしておきたいです」

 世界で活躍する一流選手になって、世界中の人に愛される選手になる――。中学1年生の時に立てた目標に向かって田中は貪欲に走り続ける。

※取材はビデオ会議アプリ「Zoom」を使用して実施

[PROFILE]
田中陽子(たなか・ようこ)/1993年7月30日生まれ、山口県出身。JFAアカデミー―INAC神戸レオネッサ―ノジマステラ神奈川相模原―スポルティング・ウエルバ(スペイン)。日本女子代表通算4試合・0得点。2012年、“ヤングなでしこ”が一世を風靡したU-20ワールドカップで6得点の活躍を見せ、日本の銅メダル獲得に貢献。両足ともに精度の高いキックを誇り、ゲームメークやラストパスだけでなく、ミドルシュートも得意とする。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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