「魔法パス」 メッシ、相手無力化の“20m超アシスト”…海外絶賛「とてつもない」
オサスナ戦で2アシスト、先制点を導いた華麗なパスに海外メディアが注目
バルセロナは現地時間6日、リーガ・エスパニョーラ第26節のオサスナ戦に臨み、敵地で2-0と勝利した。この試合では絶対的エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが2アシストをマークしたが、特にスペイン代表DFジョルディ・アルバの先制点を演出した相手守備網を無力化したパスに、海外メディアから称賛の声が上がっている。
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消化試合数が1試合多いなかで首位アトレティコと勝ち点5差のバルサにとって、敵地でのオサスナ戦は勝利が求められる一戦となった。ゴール前に人数をかけた守備的な相手に対し攻めあぐねたものの、前半30分にアルバが先制点を奪うと、後半38分には18歳MFイライクス・モリバがトップチーム初ゴールとなる一撃を決めて2-0と勝利した。
いずれのゴールもメッシがお膳立てしたものとなったが、先制点のアシストシーンに多くの賛辞が寄せられている。前半30分、敵陣中央やや右寄りで後方からのパスを受けたメッシは、マーカーを背にしながら中央へドリブルを開始する。ボディフェイントを入れながら周囲の状況を確認しタメを作ると、左サイドを駆け上がったアルバの動きを見逃さず、左足で相手選手3人の頭上を通す20メートル超の浮き球スルーパスを供給。ペナルティーエリア内で受けたアルバが左足を一閃し、豪快な一撃がゴールネットを揺らした。
メッシがボールを持った時、相手最終ラインには5人が並び、その前に2人、さらに目の前にはマーカーの相手FWルベン・ガルシアが構えていた。だが天才レフティーは、美しい弧を描くパスを3人の頭上を通すようにしてアルバに通し、得点を演出している。
このシーンに海外メディアも反応し、スポーツチャンネル「イレブンスポーツ」ポルトガル版公式ツイッターは「メッシの魔法パスとジョルディ・アルバの爆弾!」と称賛。英メディア「スポーツ・バイブル」も「リオネル・メッシがとてつもないアシストでジョルディ・アルバに寸分の狂いもないパスを供給」と伝えている。
ゴールこそなかったものの、守備に比重を置いた相手を嘲笑うかのようなアシストを記録したメッシ。リーガ逆転優勝に向けて、バルサの命運を握るのは33歳の絶対的エースであるのは間違いないようだ。