前人未到の欧州CL11制覇にジダン監督が運命の決断 故障爆弾抱えるレアル最強の「BBC」同時先発を予告

ベンゼマは膝、ロナウドは太もも裏、ベイルは腰に爆弾

 ロナウドは20日ビジャレアル戦の終了間際にオーバーヘッドキックを失敗し、右太もも裏を痛めた。23日のラージョ・バジェカーノ戦はリーグ戦今季初の欠場となった。このラージョでは膝に問題を訴えたベンゼマが前半途中で交代。そして、ラージョ戦で圧巻2ゴールの大活躍で逆転勝利の立役者となったFWギャレス・ベイルも自身が趣味であるゴルフを興じた際に腰痛を発症したとの疑惑でビジャレアル戦を欠場している。ベイルは今季リーグ戦18得点11アシストをマーク。87分当たり1得点とリーグ3位の決定率を誇っているが、出場リーグ戦はわずか23試合。ふくらはぎの故障など細かなケガが多いのも事実だ。

 しかし「BBCトリオ」の起用は問題ないという。「我々は良い時期に入っている」とジダン監督は話すと同時に、敵地での試合についてこう展望している。

「準決勝はパーティーではない。十分に準備した上で、まったく別の展開となるだろう2試合を戦わなければならない。我々はハードな相手に対して、すべての力を注ぎこまなければならない」

 リーガとCLの2冠制覇が視野に入ってきたからこそ、目の前の試合を一つずつ勝っていく――。敵地のシティ戦でレアルはさらなる上昇気流に乗ることができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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