インテル買収の本命に英投資会社が浮上 オファー額は1000億円と伊メディア報道
米投資会社「フォートレス」のほかに、「BCパートナーズ」が浮上
セリエAの強豪インテルは、オーナー企業になっている中国の蘇寧グループが経営不振に陥っていることから身売りで説が浮上。ロンドンに本拠を構える国際投資会社「BCパートナーズ」が本命に躍り出たようだ。イタリアメディア「QS」が報じている。
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蘇寧グループは日本では家電量販店「ラオックス」を買収したことで知られ、「SUNING」のロゴを見かけたこともあるかもしれない。そして、2016年にはインテルの株式を買収して実質的なオーナーとなった。中国では昨季王者の江蘇蘇寧のオーナーだったが、2月末に蘇寧グループは経営悪化によりクラブの売却を模索中とされ、無期限の活動中止と報じられた。そして、そのまま運営と活動が停止したと発表。元イタリア代表FWエデルらは怒りの声を挙げていた。
そのため、インテルにも身売り説が浮上。これまでにサウジアラビアの投資会社や米国の投資会社「フォートレス」の名前も挙がっているが、「蘇寧からBCパートナーズはターニングポイント。8億ユーロ(約1000億円)のオファーは、中国人たちにとっての生命線になり得る」と報じられ、具体的な金額も浮上しているという。
欧州サッカー連盟(UEFA)はインテルについて、選手への給与支払いと分割払いとなっているモロッコ代表DFアクラフ・ハキミのレアル・マドリードへの移籍金、ベルギー代表FWロメル・ルカクに関するマンチェスター・ユナイテッドへの成果ボーナスの支払いが契約通りになされるか監視しているとされている。
状況次第ではUEFAライセンスに影響を及ぼす状況に発展し、CLを含む欧州のカップ戦から除外される可能性も秘めているという。インテルにとって中国から英国への交渉の行方は、重大なものになっていると言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)