神戸「28選手の最新市場価格ランク」 市場価格“イニエスタ超え”のストライカーを補強
4億円超えのリンコンがイニエスタを上回りチームトップに
2021年シーズンのJ1リーグがついに開幕した。今オフの移籍市場で各クラブが選手を入れ替えたことで、どれくらいの戦力を有し、20チームで争われる今季の勢力図がどのように変わったのかは多くのファンが気になるところだろう。それを見るうえで一つの目安となるのが、市場価格の合計額だ。
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ドイツの移籍情報専門サイト「transfermarkt」が随時更新している市場価格は、選手たちの“推定移籍金”に近い意味を持っている。この市場価格を比較・分析しながら、今季開幕時のJ1リーグ各クラブがどれだけの戦力を抱えているかを考察していこう(※登録選手リストはクラブ公式サイトを参照)。
■ヴィッセル神戸(昨季14位/9勝9分16敗)
選手市場価格総額:25億9397.5万円
チーム内最高額選手:リンコン(4億4450万円)
元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタら、世界的なスタープレーヤーを擁しながらも、ヴィッセル神戸は昨季14位に低迷した。リーグで5位となる50得点を挙げながらも、リーグワースト4位タイの59失点を喫している。
この数字を見れば、守備陣にテコを入れたくなるところだが、今季も神戸の補強は前線に偏っている。補強の目玉となるのは、フラメンゴから獲得したU-20ブラジル代表FWリンコンだ。緊急事態宣言下による入国制限の影響で来日が遅れているが、これまでも各年代別のブラジル代表に選出されており、将来を嘱望されている。その市場価格は4億4450万円となっており、イニエスタの3億1750万円を上回るクラブトップとなった。
リンコン、イニエスタに次ぐ2億2860万円でチーム3位、チーム内日本人トップの評価となっているのは、2年連続で2億超えのFW古橋亨梧だ。古橋、FWドウグラス(1億5240万円)、リンコンのトリデンテだけでも市場価格は8億円超えとなっており、リーグ屈指の豪華さとなっている。そこにFW藤本憲明(8890万円)、FW田中順也(5080万円)、レンタルバックのFW増山朝陽(3810万円)といったバックアッパーも、定位置奪取を目指す。