「フェノメーノ」 川崎MF三笘、相手瞬殺“超絶タッチ”→芸術決勝弾に海外も脱帽

1ゴールで勝利に貢献した川崎MF三笘薫【写真:Getty Images】
1ゴールで勝利に貢献した川崎MF三笘薫【写真:Getty Images】

C大阪戦の圧巻決勝ゴールに海外も注目「ミトマの才能に気づいてほしい」

 “J1王者”川崎フロンターレのMF三笘薫は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)参戦により3日に先行開催となった第11節セレッソ大阪とのホームゲーム(3-2)で決勝ゴールをマークした。超絶タッチを含めた個人技弾に海外からも「フェノメーノ(怪物)」といった声が上がっている。

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 昨季リーグ戦でJ1ルーキー最多得点タイ記録となる13ゴールを決め、ベストイレブンも受賞した三笘だが、その勢いはプロ2年目の今季も止まらない。2月20日に行われた富士ゼロックス・スーパーカップのガンバ大阪戦(3-2)で2ゴールを奪うと、26日のJ1開幕戦の横浜F・マリノス戦(2-0)では得点にこそ絡まなかったものの、後半26分に見せた超絶トラップが話題を呼んでいた。

 ホームにC大阪を迎えた一戦でも、23歳のアタッカーが魅せた。川崎が2-2の同点に追いついて迎えた後半17分、敵陣左サイドでボールを受けると対峙したMF坂元達裕に向かってドリブルを開始。ペナルティーエリア手前の位置で両者の距離が詰まると、三笘は左にボディフェイントを入れて右足アウトでボールを足に吸い付くようにコントロール。その流れのままダブルタッチで前に押し出して坂元を置き去りにすると、ペナルティーエリア内にポジションを取ったFWレアンドロ・ダミアンとのワンツーでゴール前に侵入し、最後は絶妙なトラップから右足インサイドで逆サイドネットにシュートを突き刺した。

 三笘の卓越したテクニックと華麗な連係から生まれた決勝ゴールに、Jリーグ公式ツイッターは「ボールが足に吸い付くとはこのこと。#川崎フロンターレ #三笘薫 選手が華麗すぎるアウトインで抜き去る」と取り上げていた。

 さらに、Jリーグ公式ツイッター英語版が投稿した「カオル・ミトマの輝きでフロンターレが3-2とリード」という速報に対しては、「ミトマがエース」「カオル・ミトマの才能に気づいてほしい」「フェノメーノ・ミトマ」「フォルテシモ・ミトマ。日本の言葉でうまく表現できるものがない」と海外ファンから声が上がっていた。

 試合後のフラッシュインタビューでは、「パスとドリブルをうまく使いながら相手のペナルティーエリア内に入ることを意識しています」と語っていた三笘。2年目の今季も自慢のドリブルで旋風を巻き起こしそうだ。

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