ニューカッスル所属の元アルゼンチン代表MFが壮絶なガンとの戦いを告白 「闘病患者の手助けになれば」

「お金は重要ではない」

 ニューカッスルの元アルゼンチン代表MFホナス・グティエレスが睾丸のガンと診断され、手術を受けたことが発覚した。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。
「私はガンに侵されたことを告知された時は家に帰って泣いたよ。今まで戦った相手の中で一番厳しい試合だった」
 グティエレスは祖国アルゼンチンで手術を受け、左の睾丸を摘出したという。
「睾丸に腫瘍を確認した。母国に戻った。ニューカッスルとは契約があったが、私はそのコストを計算した。お金は重要ではない。大事なのは健康だ。放射線治療を受けなければならなかった。髪の毛が抜け落ちるのを見るのは悲しかった。私は切りたくはないので、このままにしたい」
 ワイルドなロングヘアがトレードマークのウインガーは闘病生活の苦しさをそう明らかにして続けた。
「ガンとの闘病生活により、他の問題の重要性はなくなった。告白しようと決めた理由は他の闘病患者の人たちの手助けになるかもしれないからだ」
 アルゼンチン代表として22試合1得点。ニューカッスルでは177試合出場10得点。ダイナミックなプレースタイルで世界中のファンを魅了した名手が病魔との闘いに勝利することを心から祈りたい。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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