ベイルの未来は“レアル次第”? モウリーニョ、去就動向に見解「ジダンに聞くといい」
復調気配を見せるレフティーの来季去就に言及「彼はトッテナムの選手ではない」
トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督が1年間の期限付き移籍で加入しているウェールズ代表FWギャレス・ベイルの去就について、全てはレアル・マドリード次第であると語った。復調の兆しを見せるレフティーは来季もトッテナムでプレーするのかどうかが注目を集めている。
昨夏に2013年以来となるトッテナム復帰を果たしたベイル。期限付き移籍に買取オプションがつけられていないが、今夏にそのまま完全移籍する可能性も取り沙汰されている。
ベイルはコンディション不良で今季の序盤戦は十分なプレー機会もなく、インパクトを残せずにいたが、プレミアリーグ第25節ウェストハム戦(1-2)で1アシスト、続く26節のバーンリー戦(4-0)で2得点1アシストをマークして復調をアピール。UEFAヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦のヴォルフスベルガー戦でもホーム&アウェーの両試合で1得点ずつを決めるなど、パフォーマンスが錆びついていないことを証明した。
ベイルが来季どこでプレーするのか再び注目されるなか、トッテナムを率いるモウリーニョ監督は“レアル・マドリード次第”であると語っている。
「彼はトッテナムの選手ではない。全てはレアル・マドリードの手の中だ。私はトッテナムのために、借りてきている選手のベストを引き出そうとトライしている。そして、我々は自分たちのために借りてきた選手を大切にしているだけでなく、その選手を貸し出しているクラブへのリスペクトも持っている。ギャレスの将来について聞きたいことがあれば、マドリードにいる同僚(記者)にジダンに聞くように頼むといい」
また、モウリーニョ監督は「選手の傷は肉体的なものだけでなく、感情的な傷であることも多い。怪我をした選手が解放されて、すっきりするまでに時間がかかる」と度重なる負傷に苦しんでいたベイルを擁護。そのうえで「今、彼はここにいてハッピーで、クリーンな状態だ。彼の出場時間、試合、そして彼の気持ちをうまくマネジメントすることができるだろう」と、ベイルがさらに出番を増やす可能性を示唆した。
トッテナムで笑顔を取り戻したベイル。去就は所属元のレアル次第だが、来季もロンドンに残ってプレーを続ける可能性はあるのだろうか。
[ftp_del]
[/ftp_del]
(FOOTBALL ZONE編集部)