長谷川唯は「際立っている」 デビュー2戦でミラン加入効果を伊メディア太鼓判
リーグデビュー戦で2ゴールを挙げるなど、攻撃のアクセントに
イタリアの名門ACミランの女子チーム、ACミラン・フェミニーレに移籍したなでしこジャパン(日本女子代表)MF長谷川唯は、リーグ戦デビューとなった現地時間2月27日の第14節バリ戦で2ゴールを記録。イタリアメディアでは「際立っている」と称賛されている。
長谷川は今年1月末に移籍が発表され、2月13日のイタリアカップで途中出場でデビューすると、同27日のリーグ戦デビューはスタメンの座を掴んだ。そして、直接フリーキックを含めて2ゴールの活躍を見せ、チームを6-1の勝利に導いている。
イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、上位4チームのレポートを掲載。ミランについての項目では、長谷川の加入が大きいとしている。
「バリ戦をテニスのスコアで粉砕したミランについて話す時、エースFWのヴァレンシアナ・ジャチンティが筋肉の不安から復帰。そして、新加入のユイ・ハセガワが際立っている。2ゴールでミランでのリーグ戦デビューを飾った彼女は、敵陣に相手を押し込んだままプレーしたようなチームの大きな力になった」
イタリアの女子リーグでは、男子でも名門のユベントスが3連覇中だが、ミランは2018年にブレシアの女子チームを引き継ぐ形で創立。強化を進め、今季はユベントスと優勝を争うデッドヒートを繰り広げている。イタリア女子代表も強化が進み、2019年の女子ワールドカップでは8強入りを果たした。
欧州における女子サッカーでは新興国にあたるイタリアだが、代表クラスの選手たちがずらりと並ぶ国内トップチームの中でも長谷川は際立った選手という評価をわずか2試合で手にしたようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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