ファン・ペルシーらが恐怖体験… トルコで暴徒化した観衆が乱入、審判殴打で試合中止に
トラブゾンスポルとフェネルバフチェの一戦で発生
トルコ1部リーグのトラブゾンスポルとフェネルバフチェの試合が4月24日に行われたが、試合終了間際にホームのトラブゾンスポルのサポーターが判定に激怒。ピッチに乱入後、レフェリーに馬乗りになって殴打する事件が発生し、試合が中止になるトラブルに見舞われた。
事件が起きたのは、4-0とアウェーのフェネルバフチェがリードして迎えた試合終了間際だった。フェネルバフチェが相手ゴール前に迫った場面で、ゴール脇で戦況をチェックしていた追加副審が背後から突如サポーターに襲撃された。警備員が急いで駆け寄るも、サポーターは審判に馬乗りになり、暴行を加えた。
その後、観衆や関係者が次々にピッチになだれ込み、主審は即座に試合中止を宣告。機動隊もピッチ内に並ぶ物々しい雰囲気となり、レフェリーのみならず、両チームの選手も急いでロッカールームに引き上げた。
この試合では、元マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWナニが後半12分に、オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーも同17分にゴールを決めていたが、トルコリーグを代表するスター選手も同僚とともに足早にピッチを後にしていた。この衝撃の事件は欧州中に波紋を広げており、スペイン紙「マルカ」も「レフェリーがトルコリーグで襲撃される」と特集している。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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