神戸FW古橋、“30mスルーパス”から華麗ループ弾 海外メディアが「完璧」と称賛
J1開幕戦でG大阪との“神阪ダービー”に1-0勝利、古橋が殊勲の決勝ゴール
ヴィッセル神戸は27日、J1リーグ開幕戦でガンバ大阪との“神阪ダービー”に臨み、1-0で勝利した。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタを負傷で欠くなか、ホームで昨季2位のG大阪を破って好スタートを切ったが、海外メディアは日本代表FW古橋亨梧の決勝点のシーンを「完璧な走り。完璧なボール。完璧なフィニッシュ」と称えている。
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昨年12月に右太腿を手術したイニエスタは現在別メニュー調整中、新加入のブラジル人FWリンコンも新型コロナウイルスの影響による入国制限で不在というなかで迎えた、ノエビアスタジアム神戸でのダービー開幕戦。拮抗した展開のなか、勝負を決める一撃が後半34分に生まれた。
センターサークル内でこぼれ球を拾った神戸は、日本代表MF山口蛍が相手のプレスをかわして左サイドに流れながら切り返すと、すぐにキックモーションに入る。右足から放たれた約30メートルの浮き球スルーパスに古橋が素早く反応し、G大阪DF昌子源と競り合いながら一歩前に出ると、相手GK東口順昭のポジションを見極めて左足でループシュートを選択。美しい弧を描いた一撃が、ゴールネットに吸い込まれた。
阿吽の呼吸と的確な状況判断からもたらされた決勝ゴールに、オーストラリアのスポーツ専門局「Optus Sport」公式ツイッターが反応。「完璧な走り。完璧なボール。完璧なフィニッシュ ヴィッセル神戸は古橋亨梧の綺麗なゴールでシーズンの完璧なスタートを切った」と伝えている。
昨季はAFCチャンピオンズリーグとの過密日程もあり、リーグ終盤戦には6連敗を喫するなど14位に沈んだ神戸。今季の逆襲を誓うなか、美しいコンビネーションとイマジネーションによって新シーズンの第一歩を力強く踏み出した。