今季17得点11アシストの活躍を見せるマフレズが栄冠に輝く

　レスター・シティのアルジェリア代表MFリヤド・マフレズが、今季のイングランドサッカー選手協会（PFA）選出のMVPを受賞した。

　25歳の司令塔は今季34試合出場で17得点11アシストと大活躍。エースストライカーのジェイミー・ヴァーディが出場停止で不在だった24日の第35節スウォンジー戦でも先制ゴールを決めていた。

　マフレズは、5部のアマチュアクラブからイングランド代表ストライカーへと成長したヴァーディに並ぶ、”中小クラブ”レスターの躍進の象徴だ。2014年にフランス2部ル・アーブルからわずか40万ポンド（7000万円）という格安の移籍金で加入した左利きのテクニシャンは、今やバルセロナなども獲得に乗り出すほどの選手に成長した。

　この賞はプレミアリーグでプレーする選手の投票によって決まり、昨季はチェルシーの優勝に貢献したベルギー代表MFエデン・アザールが選ばれていた。マフレズは同僚のヴァーディ、フランス代表MFエンゴロ・カンテ、トットナムのイングランド代表FWハリー・ケイン、ウェストハムのフランス代表MFディミトリ・パイェ、アーセナルのドイツ代表MFメスト・エジルという候補者のなかから堂々の選出。レスター旋風の主役の一人が、栄誉を勝ち取った。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images