久保建英、決定的な右足シュートもポスト直撃 3発快勝のヘタフェ、リーガ7戦ぶり白星
3ゴールで連敗を4でストップ、4戦連続ベンチスタートの久保は後半40分から出場
日本代表MF久保建英が所属するヘタフェは現地時間27日、リーガ・エスパニョーラ第25節でバレンシアをホームに迎え、3-0で勝利し7試合ぶりの白星で連敗を「4」で止めた。4試合連続でベンチスタートとなった久保は、2点をリードした後半40分から出場。右サイドハーフに入ったなか、同45分にはペナルティーエリア内でこぼれ球に反応する決定機を迎えたが、右足のシュートは右ポストを直撃し移籍後初ゴールとはならなかった。
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9日に行われた第1節順延分の“保有元”レアル戦(0-2)以降、先発落ちが続く久保はこの日もベンチスタート。チームが6戦未勝利(1分5敗)と苦しんでいることもあり、解任論も浮上しているホセ・ボルダラス監督は今冬の移籍市場で獲得した久保とスペイン人MFカルレス・アレニャをスタメンから外し、守備的なサッカーへの回帰を選択している。
5戦ノーゴールで4連敗中のヘタフェは、この日も守備的なサッカーで試合に入るが、前半39分にスーパーゴールで均衡を破る。敵陣中央で相手のヘディングでのクリアを拾ったMFマウロ・アランバリが、ゴールまで約30メートルの距離から右足を一閃。強烈な一撃がゴール右隅に吸い込まれ、チームに6試合ぶりの得点をもたらした。
1-0で折り返した後半6分には、ボール処理を誤ったバレンシアDFムクタル・ディアカビが、猛然とプレスをかけにきたMFネマニャ・マクシモビッチを倒してレッドカード。数的優位を得たヘタフェは同10分、GKからキックをFWエネス・ウナルが後方にすらすと、バレンシア最終ラインの裏に抜け出したFWハイメ・マタが相手DFをブロックしながら巧みにゴールを決めてリードを2点に広げた。
久保は後半40分、マタと代わってピッチに入り右サイドハーフに入った。同42分、同時投入されたアレニャが移籍後初ゴールを決めて3-0とした。久保は後半45分にペナルティーエリア内で決定機を迎える。左サイドから流れてきたボールにフリーで走り込むが、右足のシュートはゴール右ポストを直撃し、惜しくも移籍後初ゴールとはならなかった。
試合はこのまま3-0でヘタフェが勝利。ボルダラス監督の解任論も浮上するなか、ヘタフェらしい手堅いサッカーで7試合ぶりの白星を獲得し、勝ち点27でバレンシアと並んでいる。
(FOOTBALL ZONE編集部)